ゾウ 滲出性中耳炎

最近乳幼児〜学童くらいのお子さんに滲出性中耳炎が増えています。
あなたのお子さんはいかがでしょうか。

■滲出性中耳炎って?

あまり耳なれない病気ですが、鼓膜の奥にある小さな空間(中耳腔)に液体がたまる中耳炎のことを滲出性中耳炎といいます。
さらさらしたものから粘っこいものまであり、この液体がたまると鼓膜や耳小骨の動きがにぶくなり、聞こえが悪くなります。
急性中耳炎のような耳の痛みは感じません。
お子さんでは症状が明確に自覚できないまま病状が進み、耳の聞こえが悪くなる病気なのです。

滲出性中耳炎の図

■どんな症状ですか?

-お子さんの場合-
3〜6才くらいのお子さんがピークになりますが、このくらいの年令では自覚症状として聞えが悪いとはあまり訴えませんので、次のような症状があるときには注意して下さい。
.テレビの音を大きくする。
.呼んでもあまり返事をしない。
.反応がなんとなく鈍い。
.あまり活発でない。
.言葉の発達が遅れている。

ー大人の場合ー
大人の場合は
.難聴
.耳鳴
.耳閉感
などが主な症状です。
なお、お年寄りの場合は老人性難聴と合併して聴力が低下している場合があります。“年だから”とかたずけてしまわないで、耳鼻科でしっかりと診察を受けて下さい。

■どんなお子さんがかかりやすいのですか?

蓄膿症やアレルギー性鼻炎でいつも鼻をグズグズさせ、くしゃみ、鼻づまりをおこし、口で呼吸をしていたり、くり返しカゼをひきやすいお子さんなどがかかりやすくなります。
また、鼻がうまくかめないで、鼻をすすってばかりいるお子さんも要注意です。

■治療法は?

先ず、今の滲出性中耳炎の状態をよくつかまえなければなりません。
鼓膜をよく観察し、聞こえの程度を調べます。
また、中耳の状態を調べる検査をします。
そしてその状態にあった治療療法を考えていきます。

・耳管通気(鼻から管を入れて、中耳腔の換気を良くします。)
・内服薬(中耳腔の粘膜を修復し、液体を出やすくします。)
・副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎があれば、これらに対する治療も同時に行います。
・鼓膜切開(鼓膜に小さな穴を開け、液体を吸引除去します。)
・難治性の場合、鼓膜にチューブをいれることがあります。

■お母さんへ

滲出性中耳炎は再発しやすく、治りにくいのが特徴です。
したがって、ご家庭では全身的な健康管理が必要です。
お母さんが中心となって、うがいや鼻をかむ習慣をつけさせたり、カゼをひかないよう健康管理をして下さい。これらのことを根気強く行うことが滲出性中耳炎の治癒を早め、再発を防ぐことになります。

当医院では2ヶ月に1回、スライド等を使って「滲出性中耳炎」の説明会を行っています。毎回、お母さん方から日頃疑問に思っていることについていろいろ質問があり、有意義な説明会です。
詳しくは当院受け付けまでお問い合わせ下さい。
                         エ0166-46-1133


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