世界保健機構(WHO)、国際歯科学会(FDI)と共に歩む
北海道子供の歯を守る会 2001.333
第24回むし歯予防全国大会
水道水フッ素化実現のために
第二十四回むし歯予防全国大会が平成十二年十一月五日、東京都の「こまばエミナース」で開催された。「水道水フッ素化実現のために」をテーマに午前の部では、米国及びマレーシアの講師による米国及び世界の水道水フッ素化物添加の現状のお話しがあり、午後のシンポジウムでは韓国、中国及び日本の専門家による韓国、中国、日本の状況についての報告、討論が行われた。
WHOすでに三回も水道水フッ素化添加の実施勧告決議を採決しており、最も優れたむし歯予防手段として現在五十六カ国で実施されている。また、その代替法として食塩フッ素化も三十六カ国で広く利用され、その他フッ素の錠剤等より摂取している国が六十カ国以上ある。マレーシアにおいては水道水フッ素化は七十%であり、韓国では二○○三年には人口のl/3に実施される。また中国では全土でモデル事業を企画し、二○○六年から全国展開を計画している。しかし、日本においてはWHOの実施勧告決議に賛成していること、また世界の国々における水道水フッ素化の大きな成果と言った情報が国民に伝えられることが少なく、また歯科医を含めた専門家の理解不足、行攻の及び腰等が障害となり、現在まったく実施されていない状態である。種々の障害を克服し、早期の水道水フッ素化が必要であると結論づけられた。
昼食時には宮崎県子供の歯を守る会の会員によりフッ化物普及の寸劇があり、楽しく大変有意義な大会であった。
’00 第9回 ”秋ゼミ”
2000年に一度の総決算!!〜21世紀は食べることから〜
恒例の「秋期ゼミナール」が約百名参加のもと、開催された。
今年のテーマは「三○○○年に一度の総決算」と題して約七時間にわたり皆と議論し研修を行った。
まずのテーブルごとによる自己紹介の後、決算一として「新たなる自分との出会い」というテーマで医療大学看護学部教授の久村先生をお招きし、自己成長エゴグラムを使ってまず自分の性格を分析した後、北大の兼平先生の我借な子供の落語を聞き、子供の対処についてエゴグラムを使って考えた。日常患者と接する時におおいに役立つ研修であった。
次に決算一として「フッ素ウソ、ホント」と題して四人のアドバイザーからどれも本当のような回答をもらい、その中から正しい答えを当てると言う、易しいような難しいような研修を行った。例えばフッ素が多く含まれている食品を当てたり、ブッ素を使用する時の時期や一番効果のある方法について回答者の迷解説から正しい者を選んだ。
回答者の解説に惑わされたのか全問正解者はいなかったようであったが豪華(?)景品が客テーブルに配られた。
昼食をはさんで、午後からはSTVテレビドサンコワイド212でおなじみの星澤幸子さんをお招きし、食の大切さについて楽しく語られ、私達が日常何気なく口にしているものにも、もっと気を使い、安心できる素材選びから食品を選ぶようにしたほうが良いと話された。
食べるという事はただ単にロの中に食物を入れるという事ではなく、美味しく、楽しく食べるべることが大切であるとも言われた。また、お米を食べることも重要であり、学校の給食にも毎日ご飯を取り入れ、食を通じて日本の子供達に「食べる」ということの重要性について教育すべぎとも話された。
昆布の栄養価は高く、毎日食べても良く、当日は「昆布クッキー」の試食もあり、おいしく頂いた。
今年の「秋ゼミ」は二○○○年を締めくくるのに相応しい内容の濃いもののようであつた。
それにしても毎年新しい内答を考え実行する秋ゼミ委員会の元気さに敬意を表すると共に本当の仕事が歯科医師か落語家かわからない兼平先生の今後の活躍を期待しております。
第44回会員研修会 
−予防を中心とした明日からの歯科医療−
予防を中心とした明目からの歯科医療と題して、講師をNPO法人ウェルビーイング福岡常務理事中村譲治先生、日本大学教授小林清吾先生お二人に願いし、特別講演会が平成十一年十月七日に開催された。
中村先生は、臨床の場での有効なフッ化物応用についてへルスプロモーションからみたフッ化物の応用を、システムづくり、術式、経済性等をくわしく説明していただきまた、小林先生はむし歯予防のトピックスとブッ素について、目本歯科医学会フッ化物検討部会の最終答申を示され、むし歯予防へのフッ素の応用を進めるべきと話された。
最後に北海道大学助教授本多丘人先生の座長で会場全体でデイスカッションが行われ、予防を中心とした歯科医療の重要性について確認され、色々な試みについて多くの意見が出され、有意義な研修を終えた。
水道水フッ素化大きく前進
昨年の暮れごろより水遣水の中にフッ素を添加してむし歯を減らそうといういわゆる上水道フッ素化について、厚生省や日本歯科医師師会がかなり前向きな態度を示し、私達の長年の懸案であったフッ素を用いての公衆衛生活動にも大きな前進になるであろうと高く評価すると共にこれからの進めぐあいなど注目して見ていきたい。
一昨年の暮れに日本歯科医学会に答申された「フッ化物応用についての総合的な見解」が発表されてから、急速に上水道フッ素化の方向に話が進み、今回のような状況になったと思われる。
厚生省は水質基準の範囲の濃度(○、八ppm)であれば市町村の取り組みに協力する方針を決め、必要であれば濃度の設定や濃度維持のシステムなど安全性や効果の面で技術支援するとも発表した。
また、日本歯科医師会も昨年の十一月二十一日付けで見解を発表した。
それによると上水道フッ素化を実施するには地域歯科医師会と地域住民との同意が前提となるが、その効果、安全性、至便性、経済性等の点で各種フッ化物応用の中でも上水道フッ素化は公衆衛生的に優れた方法であると認識しているというコメントを出した。
これからは日本の幾つかの地域で上水道フッ素化の動きがあり、今後の動向に注目していきたい。
第一第臼歯を考える(22)
(4)第一大臼歯のムシ歯予防
別ファイルに特集
事務局だより
第18回定時総会

特別講演
演題      「私の考える予防歯科臨床」
講師      北大歯学部教授  森田 学先生
日時      平成13年4月21日 午後4:30分より
場所      北梅道歯科医師会館

《事務局だより》
−入会お願い!−
年会費     開業歯科医  1万2000円 
          その他会員     3000円
発行日     平成13年3月1日
発行責任者  北海道子供の歯を守る会
編集者     北海道子供の歯を守る会 広報委員会
事務局     札幌市清田区里塚2条3丁目9-1
          よしうち歯科医院
          TEL (011)883−5456
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北海道子供の歯を守る会 2000.932
第四十二回会員研修会
なぜ、上水道フッ素化は日本で普及しないのか?
読売新聞論説委員 馬場錬成
「北海道子供の歯を守る会」第四十二回会員研修会が七月三十日、読売新聞の論説委員である馬場練成氏を迎え道歯会館で開催された。
通常の研修会と異なり、歯科関係者でない一般のジャナリストが講師とあっていつもよりは参加者も多く、二時間という時間もすぐに経過したほどの熱い講演であった。
 話の中で馬場氏はここ二〜三二年前から歯科(むし歯予防)に関心を示す本や人に出会い、それ以後ずっとフッ素を中心とするむし歯予防に取り組んで来ていると話された。 また、昨年の九月四目の読売新聞の社説に「むし歯予防に有効な水道水フッ素化」と題して掲載された、社説に掲載されるというのには、他の論説委員の同意が必要であり、また、内容的に間違っていない事も十分加味されてから掲載されるとも話された。 ジャーナリストの目から見た時に、世界中の多くの国ですでにブッ素化が行われており、その効果も十分に検討されており、過去二回に亘りWHO○などの勧吉も受けているのにも拘らずなぜ、日本で行われていないのか不思議に感じている。 そしてなぜ、水道水フッ素化は日本で普及しないかという事を考えていくと、歯科医飾会の考えが後ろ向きや、歯科医師のフッ素に関しての勉強不足の事が多々あると言われた。歯科医師は常仁患者側に立った選択が大切で、国民は質の高い歯科医療を期待している。
また、厚生省の怠慢な体質にも大きな問題があり、臓器移植やエイズ問題に見るような事なかれ主義がフッ素化にブレーキかけているとも話された。
マスコミの勉強不足と決断のなさにも問題があり、正しい情報を敏速に、正確に伝えているか、自己満足に陥っていないかなど常に勉強する姿勢を持たなくてはいけない。
そして最後に正しくない事にはば声を大きくして発言する必要があり、フッ素化も含めて間違った情報や納得の行かない事には態度で示す事も大切だとも話された。
水道水のフッ素化に風穴が開こうとしている現在、種々の問題を早くクリアーして、この風穴が益々大きくなって、国民の健康に寄写出来るような行動をとりたいものと意を新たにした有意義な研修会であった。
特別講演
う蝕から私が学んだこと
北海道名誉教授(歯学部) 谷  宏 先生
平成十一年度の定時総会後の特別講演は、今年一月に北海道大学を定年退職され名誉教授となられた谷宏先生を講師として迎え「う蝕から私が学んだこと」と題して講演を戴いた。
この講演の中で、谷先生はこれまでの歯科医療はう蝕の原因を生活の中に見ようとする視点がかなり欠如していたように思われると述べられた。歯科医療向上のためには、う蝕をいろいろな面がらとらえていく必要があり、「生活の仕方がかかわって起こる疾息」というみかた、予防の視点、健康や病気の原因を人々の生活から診る視点が必要であり、その視点がないと歯科医の行う歯科医療が、健康志向の著しい国民の多くから乖離したものになる恐れがあると話された。う蝕も他の疾息と同様に疫学的に把握することが大切である。臨床は個人の”分子”を対象にするのに対して、疫学は個人が属する集団の”分母”を常に考慮しているのが特徴であり、個人を森の中の”木”に例えれば、母集団は”森”である。疫学により”森”をみることにより、〃木〃の真の姿を知ることができる。
すなわち個人が属する人間集団から疾病の起こり方を観察することによって、個人の疾病の真の像を把握することができることについて木古内町とえりも町の歯科保健活動の実例をあげながらわかりやすく解説され、地域の実績に応したきめ細かい歯科保健活動が重要であると
述べられた。
講演の後半は過去五十年間の北海道と日本の子供のう蝕の蔓延状態について総括された。乳歯う蝕については戦後の三十年、一九七五年までの四半世紀は幼児う蝕の蔓延期であり、その後の二十五年間はう蝕減少の停滞期はみられたものの、一途に減少をたどり、一九九五年に道内の三歳児う蝕有病者率が五十%を切ったことについて、常識が変わるターニングポイントであったと述べた。また、児童生徒にみる永久歯う蝕については戦後−年間のう蝕減少期から、次の十五年間のう蝕急増期を経て、乳歯う蝕から遅れること約五年の一九八○年頃より減少y傾向がみられ、ついに九十九年にはWHOの目標でる”十に歳児の一人平均DMFT3以下”を達成したと述べられた。このう触減少について
(1)社会経済状態(消費の動向、砂績の消費量)
(2)保健対策などの環境整備とフッ化物の応用
(3)健康志向、嗜好好の多様化(糖分控えめ、代用甘味料の使用)
(4)その他(情報、少子化)などの要因をあげながら解説された。 
最後にまとめとして、う触減少の時代においてば、歯学教育機関も含めて、歯科医や国が現状をどう捉え、将来をどう考え、行動するかが重要であると話され、講演を終了した。
谷先生の長年にわたるう蝕に関する研究活動、地域歯科保健活動の経験に基づく示唆に富む貴重な講演に満場の会場から多くの質問も寄せられ盛会の内に終了した。
第17回定時総会
平成十二年度、第十七回定時総会が四月一十四目、北海道歯科医師会館において開催された。冒頭、昨年逝去された本会副会長 堅出 勇先生に対して黙祷が捧げられた後議長に山田雅昭先生を選出し、平成十一年度会務、監査結果について報告がなされた。その後平成
十二年度決算、平成十二年度事業計画および予算について審議され、原案通り可決された。
また、役員改選(別表)が行われ、堅田 進先生生と道歯会長となられた永山一行先生の後任として山崎和先生が本会副会長に就任された。さらに今年度よりNPO法人化準備委員会が新設され、牧野秀樹先生が委員長に就任された。総会中程で永山一行先生より「フッ素については保険導入されたことにより社会に認知された。今後、道歯として委員会を設置し検討をしたい」と本会に取り非常に心強い挨拶を頂戴した。
また有珠山噴火に間関連して、伊達の堅田先生より被災地の現状報吉がなされた。最後に岡田副会長より閉会の辞を頂截し、今年度の定時総会は無事終丁した。
第42回会員研修会第四十二回の会員研修会が二月二十六日に「予防を中心とした歯科医院作り」と題して、帯広で開業している栂安先生と苫小牧て開業されている千枝先牛をお迎えし、日常の臨床の中での予防歯科の取り組みについてお話をして頂いた。
栂安先生は喪失歯をなくす(少なくする)事にカを注いでおり、歯の喪失のリスクに対すろモチベーションとして、唾液の中の成分を積極的チェックし、その結果をレーダーチャートに記録して、むし歯になりやすい環境を的確に把握し指導しているそうです。また、唾液の検査と共に子供に対してはフッ素洗口を予防の大きな手段の一つと考え、実地しているそうです。
予防システムを導入する事で十分経営的にも成り立ち、歯科衛生士土の役割も増え、医院全体の力量も上がるようになれぱ良いと締めくくられました。
干枝先生は自院で行っているサリバテスト(唾液の検査)の現状と問題点、そして目標としているへルスプロモーションについて話された。
サリバテストは患者個人の口の中の情報が得られ、むし歯や歯漕膿漏になる可能性を予測できたり、その事を具体的に患者に説明する事が出来るという利点がある。
問題点としては今後は細菌数だけの要因ではなく、プラークの量、むL歯の数、フッ素使用経検なども加味してむし歯になるリスクの判定にしたいと話された。
今後は患者自身が自分の健康に対して問題を意識し、解決する力をもって頂くことを日標にした歯科医院を目指したいと話された。
訃報
宮崎県子供の歯を守る会の山下文夫先生が、
七月十八日に急逝されました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
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北海道子供の歯を守る会 2000.131
第23回むし歯予防全国大会
すべての人が健康に
Fluoride for everyone
平成十一年十一月十四日、東京医科歯科大学において第二十三回むし歯予防大会が日本むし歯予防フッ素推進会議の主催で開催された。日本においても、ようやくフッ化物利用によるウ蝕予防が一般的に認知されてきたように思われるが、局所応用法に限られ、先進国の中ではもっとも遅れた状況である。
今大会は二部形式で、前半は水道水フッ化物添加普及の急成長にある韓国の状況について、韓国釜山大学歯学部予防歯科学、金鎮範主任教授の特別講演(詳細は次頁)と、ロスアンゼルス、オーストラリア、ヨーロッパからの現地報告および日本のフッ化物応用の現状が報告され今後のフッ化物応用の方向性について提言された。世界の四地域の基調報告とも予供の健康だけを考え、フッ化物を応用したむし歯予防が大きい成果をあげ、むし歯はすでに注目するような疾病ではないとの報告があった。日本も早く行政・歯科医師会などが、フッ化物を使ったむし歯予防を積極的に推し進める事が大事であると痛感した。また、後半は、会員を対象とした研修の場として、今日抱えている問題点を踏まえ、今後の活動について、会員相互の意見交換を行い、フッ化物応用のさらなる普及が計られた。最近特にマスコミがフッ化物を使うむし歯予防に対して積極的に取り扱う機会が多くなってきた。ここ数年の間に大きく新しく展開していくような感がする。この機会に私達も大きなアクションをおこし、「むし歯予防」の世界の常識に早く入りたいものである。
特別講演要旨韓国における水道氷フッ化物添加のあゆみ
釜山大学校 歯科大学  主任教授 金 鎮 範
韓国の十一才児におけるDMFTは一九七○年では0.六であり、一九九○年では三・0であった。しかしながら十九八年に釜山近隣の金海において子供の歯科健診をした結果は五・三であった。一九九八年予防を基本として考える若い歯科医師達によって「健康社会のための歯科医師会」が設立され、この会は水道水フッ化物添加のウ蝕予防効果について市民達を説得して保健福祉部に強く建議した。大韓歯料医師協会も保健福祉部に勧告して一九九四年十月ソウルの隣接地域の果川市で水道水のフッ化物添加が始まった。その後フッ化物添加地城が増え、一九九九年十月現在二十五地域約三二八万人の人々が水道水フッ化物添加の恩恵を受けるようになった。これは韓国の総人口の七・一%にあたる。韓国放府は二○○一年までに総人口の二十二・七%、一五〇〇万人にフッ化物が添加された水道水を供給することを計画している。
韓国の水道水フッ化物添加はきわめて有効なウ蝕予防プログラムであり、日本においても同様である。一番むし歯になりやすい所は奥歯の咬合面と頬舌面の小窩裂溝であり、この場所は歯ブランの毛先がとどかない部位である。むし歯予防で一番よい方法は水道水フッ化物添加であるため、日本においても、もう一度実施されることを祈ってやまない。
’99「秋期ゼミナール」
今年のテーマは”21世紀には…”
フッ素歯磨きキシリトール しようか、よめようか、考え中?in 1999
「北海道子供の歯を守る会」恒例の「秋ゼミ」が十月十七日、約一○○名の参加者で楽しく勉強をしました。
今回はむし歯予防はフッ素か歯磨きかキシリトールかというテーマで行われました。
テレピでお馴染みの形式で進められ、「道民の声」と題して二十世紀のむし歯予防を、未成年の主張」と題して二十世紀のむし歯予防について各テーブルごとの意見を聞ぎました。むし歯を予防するには全国の学校に歯科衛土士を配置するとか、キムタクにフッ素人り歯磨き剤のコマーシャルに出てもらうなどおもしろい意見がたくさん出ました。また、午後からは今出回っているむし歯予防のパンフレットは今一つ解りにくい所があるため皆の知恵でインパクトの強い、解りやすいパンフレットを作りました。最後にお茶を飲みながら表彰式と反省会を行いました。
来年もよろしく。
最新アメリカ予防歯科事情B
北海道医療大学歯学部小児歯科学講座講師丹 下 貴 司
4 炭酸ガスレーザーを用いたう蝕予防法について
最後に私がUCSFで行ってきた研究の概要について説明したいと思います。現在、各種のレーザーが歯科領域において広用され始めています、その一つにレーザーを用いたう蝕予防法があります。私がUCSFで研究に用いたレーザーは炭酸ガスレーザーでした。炭酸ガスレーザーの発振方式は連続、バルス、TEAの三種類に分類されます。このレーザーの主な作用は熱作用のため、エナメル質表層に連続波炭酸ガスレーザーを照射するとその温度情報のために内在する歯髄に何らかの障害を与えるといわれています。反面、同じエネルギー量でもバルス波で発振された炭酸ガスレーザーは熱の蓄積は少なくて済む利点を有し、さらにTEA−炭酸ガスレーザーはパルス幅を数百nsから数 にすることができるためにレーザー照射時の熱発生を最小限に留めることができるといわれており、次仕代の炭酸ガスレーザーとして期待されています。この分野においてはfeatherstoneら、McCor-mackらが、パルス波にCO2レーザーを永久歯に用月し、約五十%の耐酸性付与効果があることを報告し、その機序としてエナメル質表層の溶解・融解・再結晶化による物理的作用機序やエナメル質中のハイドロキシアパタイト中の炭酸イオンを減少させることによる化学的機序などを挙げています。
さて、私に与えられた研究テーマはう蝕予防の目的でTEA−炭酸ガスレーザーを永久歯、乳歯に照射する際の最適な波長、パルス幅、パルス数、照射エネルギー量について検討することでした。私が行った実験結果では乳歯にTEA‐炭酸ガスレーザーを照射した場合、健全永久歯と同程度に酸抵抗性を高めることが可能であり、酸抵抗性改善率は永欠歯よりも高いことが示されました。今後はこのレーザーとフッ素を併用した場合の効果についてさらに検討していく予定です。このレーザー装置はまだ開発段階にあり、まだ市販されていませんが、近い将来フッ化物応用と並んで炭酸ガスレーザーが強力なう蝕予防手段となる日を楽しみにしながら基礎的研究を続けていきたいと考えております。
末筆となりましたが、今回この会報に投稿する機会を与えて下さいました北海道子どもの歯を守る会役員諸先生に心から感謝申し上げます。
口腔保健とフッ化物応用
日本歯科医学会問題検討委員会フッ化物検討部会は平成十年より九回の会議を開催し、「フッ化物応用についての総合的な見解」をまとめた。
日本衛科医学会としてフッ化物応用についての見解をまとめる事はきわめて重要であり、これまでの経緯と現状、さらにその効果、安全性、作用機序に関する科学的な情報を収集、整理したものをこの度まとめ提出した。
答申の主な推奨は次の二点である。
○国民の口腔保険向上のためフッ化物の応用を推奨する事
○わが國におけるフッ化物の適正摂取量を確定するための研究の推進を奨励すること、である。
この答申により広く国民の健康の保持増進に貢献できる事を期待する。
詳しい資料請求は事務局まで。
第一第臼歯を考える(20)
(4)第一大臼歯のムシ歯予防
別ファイルに特集 
事務局だより
第42回会員研修会
「診寝室における予防管理の美施」
日時 2月26日(土)16:30〜
場所 北海道歯科医師会館

第17回定期総会
日時 4月22日(土)15:30〜
場所 北海道歯科医師会館(予定)
特別講演 北海道大学教授
谷 宏 先生
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北海道子供の歯を守る会 1999.930
特別講
予防こそ最高の医療
神奈川歯科大学 飯塚喜一名誉教授 4.24
平成十一年度の総会後の特別講演は今年二月に神奈川歯科大学を定年退職され名誉教授になられた飯塚喜一先年を迎え「二十一世紀における歯科保健と歯科診療室の役割」という演題で話しをして戴いた。
歯科疾患は生活の基盤に基づいた疾患であるため、条来のような砂糖の摂取制限や歯磨き、また歯科医師を増やすという方法では歯科疾患は減少しないと話された。
第一次予防の概念としては個人レベルでばフッ素配合の歯磨剤、地域レベルでば水道水フッ素化、歯科医院レベルではプラークコントロールやフッ化物の応用、シーラントの使用を積極的に行う必要があると述べた。
う蝕予防の疫学的考え方から見ると確立の高い予防は歯の質の抵抗性を高めることが重要で、そのような意味からフッ素配合の歯磨剤普及を進める事も大切である。
また、大人でも今後増えるであろう根面むし歯にはフッ素の作用でその予防効果が期待されており、生涯を通してのフッ素の利用が必要であるとも話された。
三十二年の永きにわたる口腔衛生学の教授としての経験からの講演で、説得力のある話しに終始した感があった。その経験を踏まえて、我々医療人としての歯科医師の職務が国民の健康、とりわけ歯の治療のみならず口腔の健康を確保することで、二十一世紀においてはそれが最優先され、歯を疾病から守る予防を中心にした歯科医療が重要であると述べられた。
そしてその実現のためにはフッ化物を応用してむし歯予防を行うことが不可欠で、地域歯科保健の場だけでなく積極的に診療所内での応用を啓発、普及していくことが必要であろとも述べられた。
最後にまとめとして、「予防こそ量高の医療である」「予防活動こそが住民から尊敬される鍵となる」と話され、そしてその結果歯科医師の将来も予防を積極的に行い住民の歯の健康を維持することで仕事量が増し、これからの歯科医療は決して暗いものではなく希望に満ちたものであるとも話され講演を終えた。
第十六回定時総会4月24日
四月二十四日北海道歯科医師会館において平成十一年度、第十六回定時総会が開催された。宮本雄一先生の議長で平成十年度会務について報告され、平成十年度決算及び、平成十一年度事業計画及び予算について審議され原案通り可決された。
平成十一年度会計予算
広報委員会 310,000
企画委員会 330,000
組織委員会 400,000
秋ゼミ実行委員会 300,000
総務費 1,540,000
予備費 512,689
計 3,392,689
第40回会員研修会1999.7.24
七月二十四日に本年第一回会員研修会が開催され、近年、国内外において急速に関心が高まっているEvidence-Based Medicine(EBM)〃根拠に基づく医療〃について、室蘭保健所の佐々木健氏から講義をしていただいた。
EBMとは、予防、治療、リハビりなど医療においておらゆる介入を行うに当たり、入手しうる最も確かな科学的根拠をもとに意思決定をし、患者へ適応していこうという手法である。講演では、実際の医療現場では、よく言えば経験に基づき、悪くいうと勘、好み、思いこみなど頼って意思決定する場合が多く、普及している医療技術のうち明確な科学的根拠の裏付けがあるのは二十%未満といわれているなどの、EBMの必要性が訴えられてきた背景の説明から話が始まった。
次いで、根拠と言ってもその質が重要要であり、質を吟味・分析していく必要があることから、そのポイントとなる臨床疫学における研究設計(デザイン)と偏り(バイアス)のコントロールの解択方法について、実際の研究論文を紹介しながらの解説があった。途中、昨年、がん集団健診の有効性が仕会的議論になったことにも触れ、地域保健活動にもEBMの発送を取り入れていくことが不可欠であることが強調された。
最後に、う蝕予防法に関する個別の原著論文と専門機関が多数の研究論文を総点検して根拠の質の吟味を行った上でまとめられた信頼できる見解などを参考に、EBMの見地からみた各種予防法の現状評価が述べられた。それによると、
@各種フッ素応用の有効性には、量、質とも十分な根拠がある、
Aブラッシングを中心とした健康教育はう蝕予防への効果に乏しく、口腔衛生改善の効果はある程度期待できるが一時的である、
B砂糖摂取制限は、実行できれば確実にう蝕を抑制できるが、現代の社会生活環境下では実行そのものが困難である、
とまとめられた。

今回の研修により、当会が推進するフッ素応用はEBMの立場からも妥当な政策であることが確認できた。また、歯科界にEBMが定着すれば自ずとフッ素応用に対する正しい認識も普及していくものとの期待を抱かせる内容であった。

表 カナダ定期健康情報検討委員会のう蝕予防のガイドライン
Good evldence(優れた根拠)
●フッ素入り歯磨剤
●上水道フッ素化
●低フッ素地区(03ppm以下)でのフッ素錠剤使用
●ハイリスク患者には:フッ素塗布、フッ素洗口
●選択的なンーラント
Poor evidence(根拠に乏しい)
●フッ素人り歯磨剤なしの歯磨、フロス
●フッ素使用なしのPMTC、PTC
●リスク健診のない定期検査、食事指導
最新アメリカ予防歯科事情A
北海道医療大学歯学部小児歯科学講座講師 丹 下 貴 司
3「う蝕予肪」「漂白作用」効果をうたうガムが続々と登場
「歯垢を取り除いて歯を白くする」「プラーク形成を二十五%減少させる」と宣伝する新型ガムが米国のメーカー各社から販売され始め、一部で注目されているようです。これらの新型ガムは人工甘味料としてソルビトールやキシリトールを使用してプラーク形成能を低め、さらにBaking Soda(Sodium Bicarbonate:重曹)を添加して歯の漂白効果を付与しています。写真に示すアーム&ハマー社の「デンタルケアーベーキングソーダガム」はこれら新型ガムのはしりで、昨年十月にサンフランシスコで開催された全米歯科医学総会・学会でも参加者にサンプル品がたくさん配られ、積極的に宣伝活動がなされていました。日本でも「トライデント」ガムで有名なワーナーナンバート社もBaking Sodaを添加した新型ガムを「トライデント アドバンテージ」という名称で近く全米で発売予定だそうです。
日本でも知られているように米国では歯並びや歯の白さは個人のビジネスや昇進まで影響するといわれており、歯並びや白さを非常に気にします。このため歯を白くするための家庭用標自剤キットがテレピで宣伝され良く売れているようです。このような背景からこれらの新型ガムは食後に歯を磨く時間はないけど歯は白くしたいと願望する多忙なビジネスマン層を販売ターゲットにしているようです。通常のガムと差別化をはかり消費者にプラーク付着抑制効果と漂白効果をアピールするために、これらの新型ガムは市販薬と同じ様なタプレット型の包装で販売されています。また、価格は通常のガムが一粒五セント程であるのに対し、新型ガムは十二〜十五セントとかなり高めに設定されており、年間売り上げは三億ドル(約三六〇億円)に達すると期持されているようです。アメリカの歯磨剤メーカーの中には、この新型ガムを契機に新市場の開拓を狙っている所もあるとか。ただ、現在のところこれら新型ガムにはADA(American Dental Association)の認可を受けた製品はないようです。
私の個人的意見ですが、これらの新型ガムがメーカー側がいうほど効果があるのか少々疑問です。しょ糖を使っていないのでプラーク形成は当然低く、さらに長時間咬むぽど唾液も出てくるのでう蝕になりにくいガムだとは思いますが、歯を白くする効果はどの程度あるのでしょうか。私も実際に買って食べてみましたが、第一印象はまず値段が高いということでした。次に正直言ってあまりおいしくありませんでした。これらの新型ガムはいずれ日本にも上陸するでしょうが、日本は米国ほどガムを噛む習慣がないので、果たしてヒットするでしょうか?しかし、最近ブームンなったキシリトール人りガムの例もありますので少々楽しみな気がします。
訂正
前号に掲載された文章中に誤った記述がありましたので、訂正いたします。前号で上水道フッ素添加について、日本で歯法律により規制されているため実施不可能と述べました。日本の水道法では水質基準としてフッ素濃度は〇.八ppm以下と規定されております。なお平成八年の水道続計資料によれば浄水中のフッ素濃度の全国半均は〇.〇九三ppmとなっています。
次号は「炭酸ガスレーザーを用いたう蝕予防法について」を掲載します。
第一第臼歯を考える(19)
(4)第一大臼歯のムシ歯予防
別ファィルに特集
事務局だより
秋 ゼ ミ
21世紀には・・・フッ素歯磨きキシリトール しようか、やめよか、考え中?
日時 10月一七日(日)
場所 北海道歯科医師会館
詳細については事務局まで

むし歯予防全国大会
日時 11月14日(日)
場所 東京医科歯科大学
北海道子供の歯を守る会 1999.129
第二十二回むし歯予防全国大会
和歌山県 11.14
平成十年十一月十四日、第二十二回むし歯予防全国大会が、和歌山県歯科医師会館(和歌山市)において、日本むし歯予防フッ素推進会議、和歌山県歯科医師会、和歌山県学校歯科医会の主催で開催された。テーマは「フッ素とむし歯予防、基礎から地域保健活動の実際まで」で、朝日大学歯学部可児瑞央教授の墓調講演及び行政、歯科医師会、教育、大学関係者六名によるシンポジウムが行われた。
基調講演では「う触予防法は、発生要因から考えて大きく二つに分けられる。@う触に対して抵抗性の強い歯質をつくる、A歯の表面環境を清潔な状態に保つこと、の両者が必要である。しかし、わが国では 一九二○年頃からう蝕予防手段としては、もっぱら食習慣の改善(砂糖の摂取制限)やブラッシングによる歯垢徐去を中心とした予防法が行われてきた。しかし、う蝕は一向に減少せず、これだけでは、う蝕予防効果を上げるには十分ではない。このことは、単に口腔環境を改善するだけでなく、これに加えて、う蝕に罹患する歯そのものに対する対策を立てなければならないということである。う蝕に対する歯質の抵抗性を高めるには、フッ化物による歯質強化を行うこどが必要である。世界の他の先進諸国では、フッ化物応用の普及が進み、う蝕は劇的に減少した。しかし、わが国が依然として、う蝕大国であるということは、フッ化物普及の遅れが原因であり、フッ化物応用の普及の推進が最擾先課題である」 またンンポジウムではフッ化物応用の普及をいかにすすめるかについて、各々の立場からの提言がなされた。
’98北海道子供の歯を守る会 秋期ゼミナール
ついに日本上陸”キシラ”vs迎え撃つ”フッ化チュウ”
−今世紀最大のむし歯予防対決−
平成10年11月1日(日) 北海道歯科医師会館 2階大講堂
 「北海遣子供の歯を守る会」恒例の「秋ゼミ」が十一月一日、約一○○名の参加者で賑やかに、楽しく勉強をしました。今回は表題にもあるようにフッ素とキシリトールを取り上げ、その両者について、患者及び参加者自身の認識や、正しい情報などデイスカッションをしたり、クイズ形式で知識を深めました。
 「間違いだらけのキシリトール」というバトルでは最近よく耳にするキシリトールという代用甘味料が本当に昔にいいのか、そして明日から自信をもって、患者さんに対応できるよう勉強しました。また、フッ素とキシリトールのむし歯予防の効果について、歯科医院通院患者にアンケート調査を行い、その認識度についても検討しました。前回のこの会報でも触れましたが、キシリトールだけが代用甘味料の代表でむし歯予防に特別効果があるような表現のコマーシャルが多く見られ、そのため一般の息者さんにはキシリトールを使えばむし歯予防ができると考えている結果が出ました。(表)フッ素を使用した時のむし歯予防の作用機序とキシリトールの作用機序とは異なるため、年齢や目的にあった使用方法を専門家からアドバイスをうける必要があリます。また、キシリトールは代用甘味料の一つであって、他の甘代用甘味料より特別に優れている訳ではありません。
今回参加された方の中にも正しく情報が伝わっていない方もおり、テレビを始めとするメディアの影響力の大きさを改めて認識しました。毎年の事ですが、参加された方の多くから楽しいうちに勉強になり、従来の聞くだけの講演会とはまた違った研修会で、また参加したいという意見も戴いております。
準備にはそれなりに大変ですが、次回に向けて新しいアイデイアを考慮中です。七うご期待のほど。
また、試しに参加されたい方、何かおもしろいアイディアのお持ちの方も大歓迎です。
最新アメリカ予防歯科事情
北海道医療大学歯学部小児歯科学講座講師 丹下貴司
北海道子供の歯を守る会の皆様、お変わりありませんか。私は本会の会員で北海道医療大学歯学部小児歯科学講座に在籍します丹下貴司と申します。現在、私は本学小児歯科学講座五十嵐清治教授のご高配によりカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)歯学部に。Visiting Assistant Professorとして留学しています。
昨年の 一月二十九日に厳寒の札幌を慌ただしく出発して以来、早くも約年が過ぎました。
今回はこの会報の紙面通をお借りして私がこの一年間仁見聞きしたアメリカ(とくにカリフオルニア州)のう蝕予肪に関する情報について報告したいと思います。
ロサンゼルス市の上水道フッ素添加開始決定
昨年(一九九八年)の九月二十三日、カリフォルニア州で最大の都市ロサンゼルスにおいて上水道フッ素添加が一年後から実施されることが決定されたと発表されました。
写真はその記者会見を報じる新聞です。ロサンゼルスは全米において上水道フッ素添加が行われていなかった最大の都市で、今回の決定によりロサンゼルス市民三六○万人がフッ素添加による様々な恩恵を掌受する事ができるようになりました。しかし、この決定に至るまでには三十年にも亘る様々な許余曲析があったようです。ロサンゼルスの上水道フッ素添加は一九六六年に初めて市議会において審議されましたが、残念ながら却下されました。
その後一九七五年に再度市議会に上程され、フッ素添加の可否を問う市民投票が行われましたが、賛成四十四%、反対五十八%で可決されました。しかし、その後二十年以上に渡り、ロサンゼルス市の公衆衛生担当者、歯科医師会などが協力してフッ素実施に向けての地道な努力を続けた結果、一年前に再度市議会においてフッ素添加の可能性について審議が始まり、ついに本年フッ素添加実施が決定されました。
このニュースを聞いて、私はつくづく羨ましいと感じると同時にとても励まされました。上水道フッ素添加はフッ化物全身応用の一つで、実施コストが安価でかつう蝕予防効果が高いと言われています。しかし現在、日本では法律により規制されているため上水道フッ化物添加は不可能です。しかし今回のニュースに接して、日本では法律があるからといって諦めるのは早計だと思ったのてす。
自由の国、アメリカのロサンゼルスにおいてさえも一十年間の活動の結果やっとフッ素添加が認められたのです。ロサンゼルスの例を見ても明らかなように我々も常日頃から関係諸機関・団体と連携して地道な努力を積み重ねることにより いつかは日本でもこのような日を迎えることができるのてはないでしようか。WHOは西暦二○○○年の目標の一つとして「十二歳児のDMFTを三以下にする」としています。しかし、日本の現状はこの目標には程遠いものがあります。そのため北海道子供の歯を守る会の活動を通じて、北海道の子供のう蝕が少しでも少なくなるよう各地域住民や自治体、行政部門に対してフッ化物応用の有効性についてより具体的、楕積極的な活動を地道に進めたいと思うこの頃です。
余談になりますが私が住むサンフフンシスコ市はかなり以前より上水道フッ素添加が実施されています。私の家族を含む多くの市民はフッ素が添加されていることを承知して飲んでいます。また一部にはミネラルウォーターを愛飲し、水道水は飲まないという人もいます。こちらのスーバーマーケットには多種類のミネラルウォーターが売られていますが、水道水と同じ濃度にフッ素を人為的に添加したミネフルウオーダーも売られているのには驚きでした。フッ素の有効性を理解し、それを買い求める消費者も多く存在することの証しですね。
抗う蝕ワクチンの開発進行中
CNNが伝えるところによろと、カリフォルニア州に本拠地を置くバイオテクノロジー企業が抗う蝕ワクチンを開発し、イギリスのロンドンにある歯学部付属病院においてその抗う蝕ワクチンの治験がボランテイアを対象に進められていると報じていました。このワクチンは酸産生菌のstreptococcus mutansに対する特異的抗体を産生することにより抗う蝕性を発揮すると報告されています。この企業では、抗う触ワクチンを西暦二○○ニ年か一○○ 午貫には巾場販売したいと考えているようです仕ADA(鼻ヨ荷ユ(登U命ゴ庁画}鼻伊俗○命H群三目)の研究部会では本ワタチンの効果について「現在の初剣研究結果から判断すると有望であるが、今後さらに長期間の検討が必書」とコメントしていました再抗紙館ワクチン仁ついては過去 十年近くに渡り、多くの爾整研究が進ぬられています点確か日本でもブクチン問発再試みが行われてギると思いますjしが」般にワクチンは高い有効性・安土性が求められ、さら仁館蝕の事生には浄くの国子が関与十るニとから、現脊まで確寸したワグチンは有在しません。
 今回、報道された杭鮪黄ワクチンの安令性・有勅吐が一杜明された場合には非常に有効な蹄蝕予防法の つになる可能世があります1しかし 私見ですがその実飼化仁ばまだ十年くらいかかるような気もしますU他方 もしワタチンが実用化されてもこれを接種したから椎対に輔蝕になら抜い操証はなく、やはり宙昏強化のためのブヅ化物応用と目常生活でのプフータコント官−ルは歯蝕予防に不可欠な手段だ九思います。『「源蝕ゴ防一「擦自作用」効乗をうたうガムが続々九登場止浜号褐載いたします。
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