No11.フッ素によるむし歯予防
 
 

 

 

フ ッ 素 で じ ょ う ぶ な 歯 質 を !
 


◎虫歯の予防には次の様な方法が有効です
むし歯は、早期発見、早期治療が大切です。さらに、これからは、むし歯にならない為の予防が大切です。
私達はこのための色々な予防処置を、特にむし歯にかかりやすいお子様達のために行っています。

◎むし歯予防の原則

細菌を取り除く・・・毎日の歯ブラシで歯についた細菌の塊(プラーク)を取り除いて下さい。
砂糖を減らす・・・甘いお菓子は、お子さんの大好物です。これを全く食べさせなくするのは、無理ですが、取る量を減らすことは出来るのではないでしょうか。
時間を減らす・・・食事やおやつは決められた時間に取り、何回もの間食で甘い物が口の中に残る時間が長く
なることのないようにして下さい。
歯を強くする・・・カルシウムなどの栄養を十分に取り、フッ素を利用して、むし歯になりにくい歯にしましょう。

◎むし歯の予防には、フッ素が有効です
フッ素は、歯の結晶構造を強化して、酸に対して解けにくい構造にします。この作用は萌出したばかりの早い時期がより有効です。乳歯では、2〜3歳、永久歯では歯の生え始める6歳以後の早いうちに行うのが有効です。
フッ素は大量に取り込むと障害をおこすことがありますが、低い濃度で使用すると安全に効果的に利用できます。一般に洗口液は、0.2%の低濃度で、あやまってのみ込んでも、心配のない低濃度です。

 
1.フッ化物洗口法 
フッ化物洗口法とは、フッ素を含む水溶液を口に含み、30秒から60秒うがいをする方法です。
週に1回の洗口で、歯質の強化が図れます。
フッ化物洗口法は、安全性、及びその効果に優れています。
誰でも簡単に行う事ができます。
うがいのできる小児が対象です。
 
(家庭でできます。)
2.イオン導入法 
弱い電圧を使って人の体を(+)とし、フッ素の(−)のイオンを歯面に取り入れる大変効果的な方法です。
2%のフッ化ナトリウム溶液をしめらせたトレーを口の中に入れ、手に金属棒を3分間位持ってもらいます。
3〜6ヶ月ごとに行います。
 
(歯科医院にて行います。)
3.フッ素塗布 
2%フッ化ナトリウム溶液を使い、歯科医師、歯科衛生士が、患者さんの歯牙に直接塗布する方法です。
歯の萌出に合わせ3〜6ヶ月ごとに行うのが有効です。
 
(歯科医院にて行います。)