山田歯科の紹介

 
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ZOOM UP  1981 No.37 より転写
(1978年に開業して3年目の当時の風景)

 
 

●診療室拝見1P
山田歯科医院 
旭川市宮下通9丁目左1号(旭川駅前オチビル3F) 
院長山田雅昭 
 
 
 
 
     

 
 

●診療室拝見2P
 
 
道北第一の都市旭川。その旭川駅前の真ん前のビル3階に開業中と 
いう絶好の立地だ。歯科医は集約された技術が要求されるというこ 
とでこの道を選んだ、という山田院長は、がっしりした体と筋道の 
整ったお話ぶリか印象的。そしてすごい勉強家。 
先生は旭川生まれの旭川育ち。昭和49年東京歯科大学を卒業53 
年に開業された。 
こちらのスぺ−スはのべ約I7O平方メートルと実にゆったりして 
いる。ー歩入ると床のマリンプルーが目に飛び込んでくる。受付カ 
ウンタ−は横縞、壁は縦縞という具合にストライプを利かしたイン 
テリアだ。 
スタッフは、山田先生のほかに衛生士6人、受付2人、技工士2人 
と大布陣。 
  
  
Q:こちらはユ二−クな経営方法をとつているということですが…。 
A:―般的に「歯科医院は小企業的な経営で、運営も患者の犠牲に 
なっていた部分も多く見られたがこれを中小企業程度のシステムにかえ、その体系で診療しよう 
ということなのです。その合理化により出た利益は患者に還元していこうというわけです。 

Q:企業のようなシステム化を図るということですね。随分準備が大変だったのでは? 
A:構想に3ヵ月、実施に6ヵ月かかリました。普通の会社や大きな病院ではすでにやっている 
ことなんですよ。 

Q:I日どのくらいの患者数ですか。 
A:満足できる診療をするため1日40人前後、アポイントメント制です。診療システムで医師 
と衛生士の分業がはっき

 
 

●診療室拝見3P

    

                 
 

りしていますし、衛生士の能力差がないのも診療がスムースに運ぶ理由なのです 

Q:そうしたことが出来るためには当然勉強しなければなリませんね。 
A: うちは第l、第3土曜日は自宅研修、第2、第4土曜日は全員ここて勉強しま 
す。みんなレポ―トと宿題が多<てネを上げていますが、そうしなければどうにもな 
ないので...。 

Q:理想に向かつて着実に前進しているという感じてすね。 
A:相撲界の言葉みたいですが、私も「心技体」をいつも強調しています。心は患者 
に接する態度、技は勉強、体は受け入れる体制、あるいは健康ということなんです。 
でも遊ぶ時は山へ出かけたり、ポーリングをしたり徹底的に遊びますよ。 

Q:診療室の設計てはどんな点にご苦労があつたのてしようか。 
A:大きなレイアウトは業者と一緒に考えましたか、細かいところは自分の希望をか 
なリ入れました。ここは貸しビルでムダが多く、柱をどのように隠すかその処理に苦 
労しました。今診療イスは4台しか入っていませんが、この広さではl0台は入るの 
です。 

Q:オサダをお選ぴになつたのは? 
A:資料をいろいろそろえ、営業所に何度も通いました。自分の診療形態と機械の信 
頼度を考えて総合的にオサダかすぐれていたという、ただそれだけてす。 

Q:こちらてはアップルマークをシンボルにしていますが。 
A:リンゴは健康のシンボル、それも青いのはこれからという意味を込めて患者の歯 
の健康推進役立てるためにつくったのです 

Q:これからどんなことをやリたいとお考えですか。 
A:他人事みたいですが、歯科医院はこれから厳しくなるてしよう。ここ旭川でも人 
口35万人に130軒くらいの歯科医院があって完全に過密ですね。ぼくは今のシス 
テムを推進していくわけてすが、スタッフの数か多くなると目か届かなくなるのて連 
絡は告知板にしてハンを押して確認したりしています。