朝日新聞記事

<<歯の本635種>>
朝日新聞の記事より転載  〜2003年(平成15年)9月18日〜  
 
 旭川の歯科医 蔵書どっさりまるで図書館 
  待合室で人気「治療の説明しやすくなった」

 旭川市に、歯に関連した635種類もの蔵書を備えた歯科医院がある。山田歯科医院(同市1条8丁目)。待合室に並べられ、貸し出しもOKで、いわぱ「歯の図書館」だ。
絵本あり、最新の歯科技工に関する専門的な書籍あり。治療の前に読むことで、患者の歯に関する知識も高まつでいるという。


同医院は25年前に開業。当初は約100冊だったが、山田雅昭院長(53)が年20〜30冊のぺースで買い足してきた。
市内にもう一つ医院を構えているので、1種類につき2冊ずつ買っている。
種類は絵本や解説書など多岐にわたるが、必ず歯にかかわっている。
最近は人工歯根や「歯の工ステ」ともいわれる審美治療に開する本が人気だという。
蔵書は1冊ごとに分類コードがふられ、貸し出しには図書力−ドを使う。
患者と付添人なら誰でも借りることができる。冊数制限や貸出期間は特に設けていない。
医院のホームページ (http://www.ahmic21.ne.jp/yamada )で、蔵書の検索もできる。
病院の待合室などでよく目にする週刊誌類は一切ない。「ぼろぽろの雑誌を読ませるのは患者さんに失礼一と山田院長。自分では歯の本はなかなか買わないが、待含室では手にとって読んでくれるという。
「結果的に患者の歯に対する間心も高まり、治療の際の説明もしやすくなった」と話している。