私たちの歯周治療作戦


DOCTOR’S CULTURE LIFE
DENTAL ECONOMY
通巻209号 平成4年3月1日発行
より転載


ポラロイド600-D  私の活用法シリーズ
私たちの歯周治療作戦−2
山田歯科医院 山田雅昭 旭川市開業

3台目にて、やっと満足を得られたポラロィド!特に歯肉色の再現性が素晴らしい!!
 
山田院長がポラロイド力メラを歯科臨床に、実際に応用し始めたのは、昭和53年の開業の時からである。
その当時は”SX‐70”の力メラを使用して、さらに接写用アダプターを使用し、等倍のみの写真を撮っていた。
当時のカメラはフラッシュ内臓ではないのでフラッシュバーを併用していた。
その後は”SLR680”の力メラに変更して”T600”のフィルムを使用し、臨床写真を撮っていた。
今までの撮影には、多少テクニックが必要なので多数のスタッフの中には撮影の失敗も少なからずあり、また発色がやや青みがかかるなど、本来の歯肉の色が再現しづらい点があった。
今回の撮影では、”ポラロイド600−D”力メラと“T‐779”フィルムを併用することで歯肉色の発色がすばらしく、誰でも失敗なく簡単に撮影ができ、数々のアクセサリーを応用することで多様な写真ができることに満足している。
特に毎日の歯周病などの刷掃指導では、術前、術中、術後の経過観察において、微妙な歯肉色を再現できるということで大変効果を上げている。
その他の応用例としては、矯正、補綴など日常臨床にはなくてはならない器具として、当医院ではポラロイド600−Dを利用している。
一一一一一一一一一一一一一一一一平成4年3目1日発行

   
 1染め出し(H3/12/24)  2術中(H4/1/22)   3術中(H4/1/30)    4術後(改善がみられる)
*注:現在ではデジタルカメラを駆使してコンピューターグラフィックソフトで歯冠色・歯肉色を再現しています。
 また、改善・術後などの状態をシュミレーションして患者教育に利用しています。
 残念ながら、ポラロイドはデジタルカメラに移行しています。詳しくは、デジカメの抄録へ。
 (でも、銀塩フィルム=フィルムカメラ・ポラロイドはけして消滅しません)